2020年8月3日
/ 最終更新日 : 2020年8月3日
栄養士長崎
野菜・果物の話
高値が続く野菜と食物ロス
このところ、野菜の値段が高いと話題になっています。
でも、野菜は、調理に無くてはならない食材。
栄養・健康面でも必要な食材です。
高いからといって買わないわけにはいきませんね。
しかし、本当に高いでしょうか?
野菜と加工食品と比較してどうでしょう
加工食品と比較してみてください。野菜は高いですか?
野菜は、小分けして何種類もの料理に利用できますが、加工品は一度に全部食べてしまいます。
それでも、野菜は高いでしょうか?
野菜の収穫までの日数
種をまいて収穫までに、3ヶ月〜6ヶ月かかります。
例えば、トマト: 4ヶ月
きゅうり: 3ヶ月
大根: 3ヶ月
白菜: 3〜6ヶ月
人参: 4ヶ月
果物は、一年中手間暇かけて、年に一回のみの収穫です。
農家の人たちの人件費はあるの?
農家の人件費を野菜や果物に計上したら、今の数倍以上の価格に
なるでしょう。
農家の野菜を売った時の手取りは?
物によりけりですが、お店で販売されている価格の3分の1以下です。
日本の農産物は輸入に頼ってる?
日本の自給率
米:100%
野菜:79%
果物:38%
ですが、他の小麦・大豆・肉などは輸入に頼っていて全体で食料の60%が輸入されているのです。
それでいて、食料廃棄率25%で、1900万トンの食料が棄てられています。
日本の食料自給率の38%はよく知られていますが、年中無休で収入につながっていない農家がおおいから、自給率が少ないのは当然でしょう。
野菜の価格が高くても、少量づつ買い、棄てること無く全部使い切れば、それほど高いとは感じないでしょう。。