2020年4月11日
/ 最終更新日 : 2020年4月16日
栄養士長崎
風邪やウイルス予防
コロナ予防に緑茶!
「今朝、お茶を飲もうとしたら茶柱が立っていました。何か良いことがあるかも知れない予感がしてそっと飲み込みました。」
新型コロナウイルスで大変な世の中になっています。
いつ、茶柱が立つ日が来るのでしょうか。
茶柱は滅多に立つことがありません。そういう事で、茶柱が立った日は、何か良い事がありそうな予感がするのだと思います。
縁起の良い話でもあります。そんな日が早く来て欲しいですね。
茶について
世界各国で飲まれてるお茶は、どれもツバキ科の「お茶の木」の葉を加工したものです。加工工程で発酵させない「緑茶」、半発酵させる「ウーロン茶」、発酵させる「紅茶」などがあります。
今回は、緑茶について記載したいと思います。
日本茶の栄養
日本の緑茶は、特に発酵させていない為、他の発酵茶よりビタミンA、Cがずば抜けて多いです。抗酸化作用・表皮細胞の保護作用があります。
抗酸化作用・殺菌効果・消臭効果・コレステロール上昇抑制作用・血圧上昇抑制作用などがあるといわれる緑茶のカテキンも豊富です。
カフェインは利尿作用があります。
風邪などの予防に、緑茶でうがいをしたり食後に飲んだりすると効果的です。コロナウイルスの予防に繋がるかもしれません。
日本茶の歴史
※これ一冊でお茶のすべてがわかる!
「日本茶 紅茶 中国茶 健康茶」 大森正司監修より
お茶は中国が発祥地ですが、日本では中国からもたらされたお茶が貴族・僧・武士などによって愛され、日本独自の茶文化を作り出された。
さらに、茶業家によって煎茶・玉露などの製法が生み出され、庶民にも親しまれるようになった。
奈良・平安時代
行基・最澄・空海らによって日本に茶が伝えられ、日本での茶の歴史が始まったと考えられている。
中国の陶磁器なども輸入され、行事や儀式の際に飲まれていたようだ。
お茶の苦味を抑えるために梅干し・昆布・生姜などを加えて飲んでいたとも言われ、これが後に大福茶として広まった。
鎌倉時代
栄西によって、茶栽培と抹茶が広がる。
栄西はお茶について「茶は養生の仙薬、延齢の妙術なり」と説き、「喫茶養生記(きっさようじょうき)」をあらわした。その中でも抹茶は主に薬として用いられている
南北朝時代
武士の間で、お茶の香りや味などを競う「闘茶」が盛んに行われていた。1379年、足利義満が「宇治七名園」の指定茶園を作り、茶栽培が盛んになり、また、茶碗や茶壺などの茶具も華やかになっていった。
室町・安土桃山時代
千利休によって、わずか2畳という空間で茶をたしなむ「侘び茶」が完成される。
江戸時代
煎茶・玉露の登場で庶民にも日常的に親しまれるお茶になった。
簡単にまとめましたが、日本茶の茶樹は1つですが、品質改良によって様々な品質があります。
緑茶は、日本中、日常的に飲む習慣が根付いていて、ながい歴史と文化のある大切なものと言えます。
緑茶の種類
お茶に含まれるビタミンA・C・Eやカフェインは、ストレス解消疲労回復に効果があるあります。
季節のお菓子を緑茶と一緒に頂きたいものです。