売上直結Webマーケ講座(10)オウンドメディアとは

コンテンツマーケティングをかなえるメディア

 オウンドメディアを一言で表すと、「コンテンツマーケティングをかなえるメディア」といえます。もう少し具体的に表現するなら、「企業(法人)や団体や運営、管理するWebサイト」であり、「積極的に自社の製品やサービス、業界に関連する話題について情報発信するメディア」です。
 オウンドメディアの主な目的は、売上や業績の向上はもちろん、新規顧客の獲得や既存顧客との更なる関係構築、知名度の向上(ブランディング)など多岐に渡ります。ただし、多くの目的を持たせることはできても、それをすべてかなえることは意外に難しいものです。ですからオウンドメディアをスムーズに運営・管理するには、重要な目的に絞ることが肝要です。

マーケティングにおける各メディアの役割

 企業のマーケティング活動の為に役立つメディア(Webサイト)は、大きく分けて3つあります。
 1つは先に述べたオウンドメディア。
 2つ目はペイドメディア
 3つ目はアーンドメディア
 ペイドメディアとは、費用(広告費)を支払ってCM(広告)を拡散、展開するメディアのことを指します。ネット広告はもちろん、テレビやラジオ、新聞、雑誌など従来型のメディアも含まれます。プッシュ型マーケティングの典型的な例ともいえます、
 アーンドメディアとは、お客さんやユーザーが感想や意見を情報として発信するメディアのことを指します。口コミサイトやFacebookやTwitterなどのSNSも含まれます。「アーンド(earned)」は「信頼・信用を獲得する」という意味の英単語です。

オウンドメディアのメリット・デメリット

 オウンドメディアのメリットは、自社で発信内容、頻度をコントロールできることです。対してデメリットは、立ち上げ初期の情報拡散の即効性や広範囲への拡散はあまり期待できないこと、また、記事の作成にも人や時間のコストがかかることです。コンテンツ制作を外注することもできますが、その場合は金銭的なコストがかかります。メリット、デメリットを十分に理解して、運営・管理を行いましょう。

オウンドメディアの分類

ブログ風メディアが流行している理由

 前節でオウンドメディアは「コンテンツマーケティングをかなえるメディア」であると述べましたが、「積極的に自社の製品やサービス、業界に関連する話題について情報発信するメディア」と言い換えることもできます。オウンドメディアといえば、ブログ風のメディアを想像する人は多いのではないでしょうか。
 これは以前なら、「企業ブログ」として存在していたものでもあります。その会社に勤務するスタッフの日常をつづったコンテンツや仕事や業務に関係ないコンテンツであっても、「話題になってそこから集客できればよい」という考えから生き残ってきたものです。こうしたコンテンツの影響から、オウンドメディアといえばブログ風メディアだというイメージを強く抱く方も多いと考えられます。
 たしかに、自社のテーマに沿ったメニューやカテゴリなど骨組みをしっかり考えた一般的なサイトを構築するよりも、時系列で情報発信することに適しているブログ風メディアのほうがコンテンツの管理も容易です。
 また、SNSで話題になる(バズる)には、ブログ風メディアのほうがページ単体でコンテンツ内容が完結する体裁になりやすいため読書もコンテンツを読みやすい利点があります。さらに、ブログ風メディアが「堅苦しい仕事の話題ばかりでなくても許される」という雰囲気を持っていることも、オウンドメディアの形式として使われ続ける理由の一つでしょう。

ブログ風メディア以外のオウンドメディア

 けれども、「ブログ風メディアこそがオウンドメディアの形だ」とは言い切れず、「ブログ風メディアでなければオウンドメディアではない」ということもありません。キャンペーンの告知やサービスやブランド別につくったサイト、コーポ⁻レートに紐づけた別ドメインでつくられたコンテンツページなども立派なオウンドメディアです。
 また、ブログ風メディアの形式を取ると常に情報発信を行わなければならない、記事を量産しないといけないという固定概念にとらわれてしまいがちになるので、注意しましょう。