売上直結Webマーケ講座(4)効果測定の有効活用

効果測定を使わないWebマーケは無意味

 効果測定を行わないのは「勘、経験、度胸」に頼っているのと同等で、データに基づかない感覚的な判断をしている状態で、健全な判断とは言えません。
 数値に基づかない施策は往々にして結果を伴わず、担当者の独りよがりの満足間を満たすだけとなりがちです。上席者の「こうした方が見た目がきれい」「ああした方が便利だと思う」といった意見に振り回された経験がある方も少なくないのではないでしょうか。

 Webマーケティングの強みの一つに、ユーザの動きをデジタルに記録することで、リアルよりも精緻な効果測定が行える点があります。Webサイトをつくっただけで満足して、各種数値の計測や、それに基づく改善を行わないのは、全くマーケティングが成り立っていない状況です。
 Webで測定できるデータは無数にありますが、改善に直結できるデータの例をいくつか挙げてみましょう。

計測できるデータ 改善施策
コンバージョン率の高いページが分かる そのページへ導線を増やし、コンバージョンを増やす

アクセスは多いがコンバージョン率の低いページが分かる

コンバージョン率引き上げの為にページの内容をブラッシュアップする

初回のアクセスからコンバージョンに至るまでの期間がわかる

検討期間に合わせたステップメールを送信する

数字が分かると具体的な策が出せる

PDCAとは以下の4項目の頭文字を取ったもので、業務改善の基本サイクルとして広く知られています。
●Plan(計画):従来の実績や将来の予測などをもとにして業務計画を作成する
●Do(実行):計画に沿って業務を行う。
●Check(評価):業務の実施が計画に沿っているかどうかを評価する
●Act(改善):実施が計画に沿っていない部分を調べて改善する

言葉にするととてもシンプルですが、PDCAを上手く回すためには定量的な計測が欠かせません。その段階がうまくいっていないのか、どの段階でつまずいているのかが分からないと、効果的な打ち手の立案も不可能です。
 実際の世界では、例えば店舗集客のために配布したチラシがどの程度の効果を上げられたのかといった調査で、来客数アンケートなどの不確実な手段に頼らざるを得ません。一方でWebマーケティングの場合は、ある程度の精度をもってどのチャンネルから何人の訪問があり、何回の成約に至ったのかを計測できる手段が存在します。

そうしたWebの利点を活かすためにも、改善の為に必要な数値が何であるかを意識し、それを把握できていれば、「なんとなくこうした方がいいと思う」といった非合理的なノイズを避けて、改善すべきポイントへ注力することが可能になります。