売上直結Webマーケ講座(6)Google Analyticsの有効活用

数字分析(初級編)

 ビジネスでWebサイトを運営していて、Google Analyticsを利用していない方はほとんどいないのではないでしょうか。無料で利用でき、さまざまなデータの取得が可能なGoogle Analyticsはいまやアクセス解析に必須のツールと言えます。しかし、あまりにも取得できるデータが多すぎて何を見ればよいのか分からないという方も多いでしょう。Google Analyticsに限らず、こういった類のツールを活用するコツがあります。
 それは、KGIやKPIに関連する項目で、より大きな数字の塊ごとに把握し、影響の大きそうなものから詳細に分析していくということです。1万セッションあるページのCVR(Conversion Rate)が1%改善すると100件のCVが増加しますが、100セッションしかないページでは1CVの増加にしか寄与しません。枝葉にとらわれず、まずはざっくりと全体像を捉えるようにしてください。

Google Analyticsで見るべき基本項目

 サイト構造によって優先順位には変化がありますが、Google Analyticsにおいてまず見るべき項目は以下の3点です。
1)流入経路ごとのアクセス数、CV数
 (左メニューの「集客」タブ > 「すべてのトラフィック」 >「チャンネル」)
2)ディレクトリごとのアクセス、CVR、CV数
 (左メニューの「行動」タブ > 「サイトコンテンツ」 > 「ディレクトリ」)
3)ランディングページ※ごとのアクセス、CVR、CV数
 (左メニューの「行動」タブ > 「サイトコンテンツ」 > 「ランディングページ」)

これらの項目を、前月や前年のデータと比べて、改善効果の高そうなポイントに当たりをつけて施策を立案します。仮に「Organic Search(検索エンジン経由の流入)」の数字が下がっているとしたら、重要キーワードでの順位低下が起きているのではないかと仮設を立てて、該当キーワードでの順位推移の確認と、低下したページの改善を行うといったイメージです。

ランディングページ:ユーザが最初に訪れたページのこと。ランディングページの数字を確認することで、Webサイトの集客に貢献しているページがどこなのかを把握できる。

詳細な分析(初中級編)

 Google Analyticsでは、上記に挙げた大枠の分析をさらに掘り下げて詳細に分析できる機能が用意されています。(2019年9月現在)
 例えば、「チャンネル」では、主に以下の示す4つの流入経路ごとの数値を把握できます。
1)Organic Search(Google、Yahoo!などの検索エンジンからの流入)
2)Direct(ブックマークからの直接流入)
3)Referral(外部サイトからのリンクなどをたどった流入)
4)Social(Facebook、Twitterなどのソーシャルメディアからの流入)

 Organic Search(検索エンジンからの流入)が多いページを知りたいときには「Organic Search > ランディングページ」クリックをしていくことで詳細の把握が可能です。ここでも数字の小さいページを細かく把握しようとはせず、数字の大きいものから順に把握をするようにしてください。

分析の前に「仮説を立てる」

 Google Analyticsでは膨大な切り口からの分析が可能です。その為、分析に時間を費やそうとすればいくらでも時間をかけることができてしまいます。分析は重要ですが、データとにらめっこするだけで現状が改善されることはありません。詳細な分析に入る前に、まず「自社でコントロールできる値は何か」を把握して、「改善のためのポイントは何なのか」を仮説立てるようにしてください。
 例えば、特定の媒体からのアクセスが激減したときに、その媒体がGoogleからペナルティを受けているような場合には、自社で打てる施策はありません。別の媒体からの流入を増やす動きをするといった施策が必要となるはずです。