胃腸にやさしい会席料理の一品

家庭用(エビ団子のお吸い物)

会席料理によく出るお吸物です。本来なら下ごしらえに時間をか
けますが、家庭料理にたっぷりな時間はかけられません。
手抜きして味は変わらず、見た目を少しざっくりと仕上げました。

エビ団子の材料について

はんぺん
サメのすり身に、すりおろしたやまいもと卵白を混ぜて、気泡を抱き込ませて茹でたものです。

エビ(海老)
茹でると赤くなるのはアスタキサンチンという色素を持っている為です。グリシン・クレアチン・アラニンなどの旨み成分がありだしがよく取れます。腰が曲がっていることとヒゲが長いことを海の老人に例え、海老の字を当て、長寿の縁起物として使われている。おせち料理に欠かせない食材です。

魚のすり身
小骨が多い白身の魚「えそ」を身も骨もすりつぶした練り食品です。
他に身が柔らかく小骨が多いイワシやアジの青魚のすり身もあります。つみれや揚げかまぼこに適しています。
今回のように白く仕上げたい時はえそのすり身を使います。
身のたんぱく質と骨のカルシウム補給に子どもから高齢者まで使える食材です。

エビ団子は、良質なたんぱく質とカルシウムが豊富で、身は柔らかく消化も良いので、アレルギーが無い限り子どもから高齢者まで食べられます。

〈材料〉
むきエビ・はんぺん・卵白・シメジ・水菜(みつ葉)・ゆず
だし汁・塩・薄口醤油

〈作り方〉

①白身魚のすり身・はんぺん・むきエビ・卵白を用意する。エビを流水で洗い、背わたを竹串で取り、細くきざむ。

②①の材料をボウルに入れ
卵白を少しずつ入れながらよく混ぜる。ピンポン球のサイズぐらいに丸める。

※本来なら、はんぺんを裏
ごしして、すり鉢でよく混ぜていく。

③だしで充分に火が通るように茹でる。火が通り一煮立ちしたら火を止め、お椀に盛り付けるまで、このままの状態で置く。
シメジも、鍋に入れ同様にだしで一煮立ちするまで茹で、このままの状態で置きます。
④だし(カップ4)・塩(小さじ2分の1)・薄口醤油(大さじ1)・酒(大さじ1)でだし汁を作る。
※味を見ながら塩加減をし
下さい。
⑤お椀にエビ団子・シメジ
水菜を盛り、汁を注いで柚子の皮を細かくせん切りして、少量飾る。

できあがり!

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