【鰤について】
鰤は昔から年取り魚として伝統行事に使われてきましたが、今日でもよく食べられ、日本人の生活に深く根付いている魚です。
鰤の仲間は、鰤・カンパチ・ヒラマサの鰤3種です。また、成長するにつれて名前が変わる出世魚と呼ばれています。戦国武将が何度も名前を変えながら出世を遂げたことによります。
冬場の鰤は“寒ブリ”と呼ばれ、脂がのって美味しい。現在は稚魚を捕獲して養殖しており年間を通して入荷量が多く、安定した価格を維持しています。
【栄養について】
たんぱく質はもちろん、脂質についても豊富です。脂質には血栓性疾患を防ぐEPAや脳細胞を活性化するDHAが含まれる。また、ビタミンB1・B2は他の魚類中でも特に多く含まれている。
旨み成分のタウリンが多いので、臭みをうまく取り除ければ美味しく食べられる。
【鰤大根の作り方】2人分
(材料)鰤のあらい、大根、生姜
調味料:水(1.5ℓ)・酒(1カップ)・砂糖(適量)
しょうゆ(半カップ)
①大根をよく洗い、皮をむかずに大きめの乱切りにし、下ゆでします。
②鰤のあらいをサッと沸騰している鍋に入れて色が変わったら冷水にあげる。
③生姜を薄く輪切りにします。
④鍋に、①の大根・②の鰤・③の生姜と調味料を入れて、落とし蓋をして汁が三分の一になるまで煮る。
出来上がり!