便秘解消の一番の食材ってなんでしょう?
上記の写真は、その食材を入れたお弁当です。
今の旬の野菜では、やはり筍でしょう。他にふき・つわなどの山菜もありますが、量的に食べれる野菜は筍ですね。
筍で一般的に出回るのは、孟宗竹(もうそうちく)の幼茎です。
《食べられてる筍の品種》
孟宗竹…肉質が柔らかく・香りが良いです。
淡竹(はちく)…やや細身でアクが少ないです。
まだけ…アクが強く苦味がある。
原産地は、西南アジア・インドですが、意外にもヨーロッパも含まれています。
筍は食物繊維の塊と言えるでしょう。
筍の食物繊維は不溶性のセルロースで、腸内で有害物質を吸収し
て排出するので大腸ガン予防に有効です。
腸内細菌環境が良ければ、免疫力アップにつながります。
腸内細菌の餌になるのが食物繊維です。
食物繊維は、便秘解消につながり、腸内細菌環境がよくなるということになります。
腸の中をきれいにする→便秘の症状を改善する
コレステロールの吸収を防ぐ→動脈硬化の予防に役立つ
カリウムが多く含まれる→塩分の排出を促し、高血圧予防
《筍のアク抜き方法》
①皮をむかない方法、むく方法
があります。
②米のとぎ汁または米ぬかを入
れて、20〜30分間茹でます
③竹串が筍にスムーズに刺され
ばOKです。
④茹で終わったらボウルに
入れ、流水で粗熱が取れるま
で流す。
⑤毎日、水の入れ替えをします
と冷蔵庫で1週間〜10日間
は使えます。
すぐ料理に使うには、ある程度余
分に、出しで茹でて置いた方が便利です。
筍は、味が染みにくい食材です。
前もって、そうすると、どんな料理でも美味しくできます。
【筍と豚肉の味噌豆腐の炒め物】
《材料》
筍、豚肉、木綿豆腐、味噌、
酒、みりん、砂糖、ごま油
すりごま、木の芽
《作り方》
①ごま油で、豚肉をよく
炒め、出しで茹でた筍を加
えて炒める。
②酒とみりんを加え、炒めな
がらよく火を通す。
③砂糖、味噌を加える。
④混ぜて、蓋をして、弱火で
味を馴染ませる。
⑤盛り付けに、すりゴマと木
の芽を散らし出来上がり!
(5人分用)
その他に、つわと一緒に甘辛く煮付けても美味しいです。
(5人分用)
【若竹汁】
《材料》
筍、白身魚のすり身、青さ、
木の芽、鰹昆布だし、酒、
白だし(薄口醤油)
他に、筍のちらし寿司、混ぜご飯、木の芽和えなどあります。
筍は、低カロリーで、腸内細菌の餌になる豊富な食物繊維が含まれています。美容と糖尿病・動脈硬化・高血圧・便秘などに効果的です。
筍が成長した笹の葉には、殺菌効果、咳止め、止血に効果的な成分が含まれています。
だけど筍の食べ過ぎはよくありません。小鉢に入る量を他のいろんな食材と一緒に召し上がって下さい。
また、しっかりとアク抜きをして下さい。
筍は、咳や喘息を悪化させると言われています。
筍のアクは、シュウ酸ですので、結石症の方やアレルギー体質、アトピー性皮膚炎、喘息、中耳炎のある方は、食べない方が良いと思います。完全にシュウ酸が抜けることはないでしょう。