ビタミンと食物繊維で便秘と美肌効果の副菜5品

毎日の食事の準備で、悩むのは副菜ですね。
たかが副菜、されど副菜です。
副菜は、メインの主菜を引き立て、栄養面でも補う役目があると言っていいでしょう。

タンパク質の多い主菜に比べ、副菜は野菜・海藻などが主になって栄養バランスの良い食事になります。

野菜とワカメの酢の物
《材料》
 ワカメ・キュウリ・玉ねぎ・カニかま・ゴマ・三杯酢(すし酢)・塩
《作り方》
 ①キュウリは薄切りして塩もみ
  します。
  (塩はキュウリの2%ぐらい)
 ②ワカメを塩分が無くなるま
  で、流水で洗う。
 ③玉ねぎは千切りして、ザルに
  入れ流水で軽く洗う。
 ④①〜③の材料の水気をよく切
  り、カニかまをほぐし混ぜ、
  三杯酢を振りかけ、味を整え
  すりごまを振り、出来上がり
ワカメは、低カロリーで、カリウム・カルシウム・ヨウ素などの無機質・ビタミン類を豊富
に含み、アルギン酸という水溶性食物繊維がある。
これらが、コレステロールを排泄して動脈硬化や高脂血症を予防し、食物の消化
吸収を遅くして血糖値の急激な上昇を防ぐ作用があります。

キュウリは、カリウム・ビタミンC・カロテンなどを含みます。
そのカリウムは、ナトリウムの排泄うながし、利尿作用があり腎臓の働きを助け
血圧を正常に保つ効果があります。
※キュウリには、他の野菜や果物のビタミンCを壊す性質がある酵素(アスコルビナーゼ)を含んでいます。加熱したり酢を加えることで、その働きを抑えることができます。

野菜とレーズンの酢の物
《材料》
 キャベツ・キュウリ・人参
 レーズン・三杯酢(すし酢)
 塩(材料の2%)
《作り方》
 ①野菜を全て薄く切り、塩もみ
  する。
 ②①がしっとりしてきたら、し
  っかり絞り、三杯酢を振り入
  れ味付けする。最後にレーズ
  ンを入れ混ぜてなじませて、
  出来上がり!
※酢と甘みのあるレーズンとで、お子様も美味しく食べれます。

大豆・ビーンズとコーンの甘辛煮
《材料》
 大豆・ビーンズ
  (市販の加熱したもの)
 コーン(缶詰)
《作り方》
 ①鍋に、材料を全て混ぜ合わせ
  ます。(コーンの缶詰の汁も)
 ②全体に火を通して、白だしを
  たらして味を調整します。
 ※うす口醤油でもOKですが、
 コーンの缶詰の汁の味を活かし
 
ます。
  
豆類はタンパク質が20%含まれています。主菜と調整して調理してください。
動物性タンパク質と異なって、豆類には米に不足している必須アミノ酸(リジン・トリプトファン)を十分に含んでいます。穀物と豆類を合わせて食べると、必須アミノ酸が効率よく摂れます。

大和芋とオクラのトロトロ和え
《材料》
 大和芋(また長芋)・オクラ・白
 だし
《作り方》
 ①大和芋、オクラをすりおろし
  白だしで味を付ける。
  簡単!出来上がり!
ヤマノイモには、粘りの強い、生食に良い芋です。
その粘りは、糖タンパクのムチンとデオスコランという成分からなり、
ムチンはタンパク質の吸収促進、デオスコランは血糖値を下げる作用があります。
消化酵素のジアスターやアミラーゼも大量に含んでいるので、生でも消化に良いです。ビタミンB・C、ミネラル、食物繊維をバランス良く含む健康食材です。
疲労回復や弱った胃腸やカサカサの肌を潤す効果があります。

干し大根の煮物
《材料》
 干し大根・人参・きくらげ・揚
 げかまぼこ
 カツオ昆布だし・みりん・砂糖
 うす口醤油・濃口醤油
《作り方》
 ①干し大根やきくらげを水で戻
  す。
 ②人参・揚げかまぼこや①のき
  くらげを千切りする。
 ③鍋に①の干し大根と②の材料
  を入れて、だしをひたひたに
  入れ、中火で沸騰して人参が
  程よく柔らかくなるまで加熱
  する。
 ④調味料を味を見ながら入れて
  いく。
 ※みりん・砂糖を入れた後に薄
  口醤油を少なめに入れ、最後
  に濃口醤油で風味をつけるぐ
  らいの料をいれる。
大根は、消化を助け、体の中を美しく出来ると漢方では言われています。

食物繊維・ビタミンCはもとより、発がん物質を解毒するオキシターゼなどの消化酵素が多く含まれています。
大根の辛味は、肝臓の解毒作用を助け、がんの発生を抑えると言われているイソチオシアネートという成分です。

干し大根はカルシウムがぐーんと増え、鉄などの無機質やビタミンB1・B2も増します。

副菜の食物繊維とビタミン類を摂ることで、がんや動脈硬化などの予防につながり、美肌効果につながる大切な一品です

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